冬季に多く見られる室内の乾燥は、健康に悪影響を及ぼすことがあります。
そんな時に役立つのが加湿器であり、適切な湿度を保つことで風邪の予防につながるといえます。
しかしながら、加湿器を置く場所によっては効果が半減してしまうこともありますので注意が必要です。
まず、加湿器の置く場所として推奨されるのは床より高い位置です。
エアコンや暖房器具の近くに置くと、温まった空気と共に湿気が部屋全体に行き渡りやすくなります。
しかし、電化製品のそばや壁際に置くと、湿気で故障の原因となったり、カビの発生を招く恐れがあるため避けましょう。
次に良くない例として、窓際に加湿器を置くことが挙げられます。
窓ガラスは冷えやすく、そこに湿った空気が触れれば結露を引き起こす原因となります。
その水滴によって窓枠の劣化を早めたり、シミやカビの発生に繋がりかねないのです。
また、加湿器の位置を考える際には室内の換気も重要です。
加湿器で潤した空気も、こまめに外気と入れ替えることで新鮮さを保ちます。
乾燥した外気が入ることで、室内の湿度が下がってしまいますが、健康を守るためにはこのバランスが大切なのです。
最後に、適切な湿度の目安ですが、一般的には室内湿度50%前後が理想とされています。
そのため加湿器は、湿度計を併用し適切な湿度を保てるように配慮しましょう。
これにより、加湿器を使うことで得られる恩恵を最大限に引き出せるはずです。